患者さんが一日の多くを過ごす場所は家庭です。安全な住環境のポイントは動作が楽で、トイレ・入浴が容易で、転倒の危険を少なくすることです。寝具はベッドが楽リクライニング機能や柵、手すりが付いていると、さらに便利です。床の上は片付けましょう通るところに物があると足がすくんで転びやすくなります。電気コードは壁沿いにまとめましょう。家具の角を保護しましょう転んでぶつかってもケガをしないように、家具の角にクッションテープを貼りましょう。お医者さんからの一言家具の配置を工夫しましょうしっかり捕まることのできる家具を、方向転換の必要な場所に配置しましょう。テープで目印をつけましょうすくみ足の起きやすい場所に、色つきのテープを歩幅に合わせて貼りましょう。テープをまたぐように足を出すと歩きやすくなります。段差をなくしましょう敷居に段差解消スロープを置くなどして、敷居やじゅうたんのへりをなくしましょう。手すりを置きましょう手が届く範囲にあると移動しやすくなります。床に置くタイプの手すりもあります。30住環境のくわしい対策住環境を整えましょう
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