タケキャブOD錠 | 総合製品情報概要
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≥100mg/kg:散瞳300mg/kg:死亡(雄)、振戦、腹臥位、尿による外陰部被毛汚染、体重増加抑制、体重・摂餌量低値≥100mg/kg:母動物;体重増加抑制、摂餌量低値300mg/kg:胎児;体重減少、胎盤重量・骨化仙尾椎数の低値、尾異常・肛門狭窄・膜性部心室中隔欠損・鎖骨下動脈起始異常の発現頻度の高値≥10mg/kg:母動物;糞量減少、摂餌量低値、体重減少30mg/kg:母動物;流産1)遺伝毒性試験49)2)がん原性試験50)3)局所刺激性試験51)4)光毒性試験52)5)代謝物M-Ⅳ-Sulの安全性評価53)細菌(大腸菌及びネズミチフス菌)を用いる復帰突然変異試験、チャイニーズハムスター肺(CHL)細胞を用いるin vitro染色体異常試験及びラット小核試験のいずれの試験においても遺伝毒性は認められなかった。マウス(ボノプラザンとして0、6、20、60及び200mg/kg/日)及びラット(ボノプラザンとして0、5、15、50及び150mg/kg/日)で24ヵ月間がん原性を検討した。マウスでは、胃の神経内分泌細胞腫瘍(6mg/kg以上の雄、60及び200mg/kgの雌)、肝細胞腺腫の増加(20mg/kg以上の雄、60及び200mg/kgの雌)、肝細胞癌の増加(60及び200mg/kgの雄、200mg/kgの雌)がみられた。また、少数例であるが胃の腺腫(200mg/kgの雌雄)がみられた。ラットでは、胃の神経内分泌細胞腫瘍(カルチノイド)の増加(5mg/kg以上の雌雄)、肝細胞腺腫の増加(50及び150mg/kg群の雌雄)、肝細胞癌(50mg/kgの雄、150mg/kgの雌雄)がみられた。また、少数例であるが肝細胞・胆管細胞腺腫(50mg/kgの雄)あるいは肝細胞・胆管細胞癌(150mg/kgの雄)がみられた。ウサギ静脈刺激性試験では局所刺激性はみられなかった。ウサギ静脈周囲刺激性については回復性のある軽微な変化がみられた。へアレスマウスを用いたin vivo光毒性試験では光毒性はみられなかった。代謝物であるM-Ⅳ-Sulの安全性について、ラットにおける2及び13週間皮下投与毒性試験、復帰突然変異試験、in vitro染色体異常試験、ラット小核試験、ラット胚・胎児発生試験及び光毒性試験を実施した。その結果、変異原性、催奇形性作用及び光毒性はみられなかった。試験受胎能及び着床までの初期胚発生に関する試験胚及び胎児発生に関する試験出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関する試験投与経路:経口、a)ボノプラザンとして動物種投与量a)(mg/kg/日)ラット30, 100, 300ラット30, 100, 300ウサギ3, 10, 30母動物:3ラット1, 3, 10, 100無毒性量a)(mg/kg/日)30生殖能:≥300胚:≥300母動物:30胚・胎児:100胚・胎児:>30100mg/kg:母動物;体重増加量・摂餌量低値100mg/kg:出生児;生後4日調整除外児に肝尾状葉変色巣(白色及び黒色)、出生児体重低値母動物:10出生児:10主要所見・試験結果77(3)生殖発生毒性試験48)(4)その他の毒性試験

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