FcTQdd5002468健康成人(64例)を対象として、ボノプラザン40mg及び120mg(治療用量を超えた 用量)、又はモキシフロキサシン400mgを単回投与したときのQTc間隔に及ぼす影響について、クロスオーバー法にて検討した。ボノプラザン40mg及び120mg投与ではddQTcF(QTcF間隔の時間を一致させたベースラインからの変化量の調整済み平均値のプラセボとの差)の片側95%(両側90%)信頼区間の上限値は、いずれの投与量でも投与8時間後に最大の4.9msecとなり、10msecを下まわり、QT延長についてボノプラザン40mg及び120mgは陰性であることが示された。また、陽性対照であるモキシフロキサシン400mg投与のQT延長作用から、本試験が分析感度を有することが確認された。主要評価項目(msec)1510−5調整済み平均値・片側95%(両側90%)信頼区間注意 6. 用法及び用量〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍〉通常、成人にはボノプラザンとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。〈逆流性食道炎〉通常、成人にはボノプラザンとして1回20mgを1日1回経口投与する。なお、通常4週間までの投与とし、効果不十分の場合は8週間まで投与することができる。さらに、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回10mgを1日1回経口投与するが、効果不十分の場合は、1回20mgを1日1回経口投与することができる。〈低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉通常、成人にはボノプラザンとして1回10mgを1日1回経口投与する。〈非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制〉通常、成人にはボノプラザンとして1回10mgを1日1回経口投与する。〈ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助〉通常、成人にはボノプラザンとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはボノプラザンとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。101214心電図評価時点ボノプラザン40mg群(n=63)ボノプラザン120mg群(n=64)モキシフロキサシン400mg群(n=64)1618202224(h)66■ddQTcFの推移(2)QT/QTc試験(健康成人:第Ⅰ相試験 海外データ)36)
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