比b)―――――――腎機能正常者、軽度、中等度及び高度腎機能障害患者、並びに末期腎不全(ESRD)患者(計45例)を対象にボノプラザン20mgを単回投与したとき、血漿中総ボノプラザンのAUC0-inf及びCmaxについて、軽度、中等度及び高度腎機能障害患者並びにESRD患者の腎機能正常者に対する調整済み幾何平均値の比は、AUC0-infではそれぞれ1.675、1.296、2.388及び1.260、Cmaxではそれぞれ1.326、1.218、1.802及び1.212であり、最大でそれぞれ約2.4倍及び約1.8倍増加した。なお、血漿中非結合型ボノプラザンのAUC0-inf及びCmaxについて、軽度、中等度及び高度腎機能障害患者並びにESRD患者の腎機能正常者に対する調整済み幾何平均値の比は、AUC0-infでは1.175〜2.593、Cmaxでは1.127〜1.958であった。パラメータCmax(ng/mL)Tmax(h)AUC0-inf(ng・h/mL)Cmax(ng/mL)Tmax(h)AUC0-inf(ng・h/mL)Cmax(ng/mL)Tmax(h)AUC0-inf(ng・h/mL)Cmax(ng/mL)Tmax(h)AUC0-inf(ng・h/mL)Cmax(ng/mL)Tmax(h)AUC0-inf(ng・h/mL)―:該当せずa)Tmaxは中央値を示す。 b)TmaxはWilcoxonの順位和検定(2標本検定)から算出したp値を示す。c) 腎機能正常者については、腎機能障害を有する被験者と年齢(±10歳)、性別、人種、体重(±20%)及び喫煙状態(喫煙者/非喫煙者)を対応させた。[腎機能障害の程度]腎機能正常者 :eGFR 90mL/min/1.73m2 以上軽度腎機能障害患者 :eGFR 60~89mL/min/1.73m2中等度腎機能障害患者:eGFR 30~59mL/min/1.73m2高度腎機能障害患者 :eGFR 15~29mL/min/1.73m2ESRD患者 :eGFR 15mL/min/1.73m2 未満注意 9. 特定の背景を有する患者に関する注意(抜粋) 9.2 腎機能障害患者 本剤の排泄が遅延することにより血中濃度が上昇することがある。調整済み幾何平均値a)12.51.512216.61.520415.32.015822.61.329115.21.8153(腎機能障害患者 /腎機能正常者)腎機能正常者c)(n=13)―――軽度腎機能障害患者(n=8)1.326p=0.369中等度腎機能障害患者(n=8)p=0.736p=0.847ESRD患者(n=8)p=1.000両側90%信頼区間0.955, 1.8411.6751.146, 2.4481.2180.877, 1.6921.296高度腎機能障害患者(n=8)1.8020.887, 1.8941.298, 2.5032.3881.634, 3.4900.873, 1.6821.2120.862, 1.8411.260比の59■ 血漿中総ボノプラザンの薬物動態に及ぼす腎機能の影響(投与1日目のパラメータ)4.腎機能障害時の検討(外国人データ)26)
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