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6)社内資料[健康成人における薬物動態(10mg)], 承認時評価資料7)社内資料[健康成人における薬物動態・食事の影響], 承認時評価資料13)社内資料[PET試験], 承認時評価資料17)Ingman, K. et al.:Neuropsychopharmacology. 2005;30(12):2245-2253.本試験はBiotie Therapies Corp.による臨床試験である。※Lundbeck A/Sは Biotie Therapies Corp.からナルメフェンを導入している。18)社内資料[QTc評価試験], 承認時評価資料19)Matz, J. et al.:Clin Drug Investig. 2011;31(11):799-811.本試験はLundbeck A/Sの共同スポンサーによる臨床試験である。(1)単回投与時の薬物動態試験6)対  象:健康な日本人男性7例方  法:ナルメフェン10mgを単回経口投与した時の安全性、忍容性及び薬物動態を検討した。結  果:ナルメフェン10mgを単回経口投与した場合、ナルメフェンは忍容性が認められた。副作用として悪心、嘔吐が1例(同一被験者)に発現した。重篤な副作用は認められなかった。臨床検査値、バイタルサイン及び体重、心電図に臨床的に重要な変化は認められなかった。(2)日本人及び白人を対象とした単回及び反復投与時の薬物動態試験7)(3)PET試験(海外データ)13、17)(4)QTc評価試験(海外データ)18、19)対  象:健康な日本人男女13例方  法:ナルメフェン20mgを単回及びナルメフェン20mg又は40mgを1日1回5日間反復経口投与した時の安全性、忍容性及び薬物動態を評価し、健康な白人男女での反復経口投与の結果と比較検討した。結  果:ナルメフェン20mg又は40mgを反復投与した場合、ナルメフェンは日本人と白人で同様に忍容性が認められた。主な副作用は、疲労、浮動性めまい、悪心であり、重篤な副作用は認められなかった。臨床検査値、バイタルサイン及び体重、心電図に臨床的に重要な変化は認められなかった。また、日本人男女間と白人男女間でナルメフェンの曝露(体重補正時)には差は認められなかった。対  象:健康な白人男性12例方  法:ナルメフェン20mgを単回及び1日1回7日間反復経口投与した時の薬物動態及び脳内μオピオイド結  果:ナルメフェン投与後3時間に極めて高いμオピオイド受容体占有率(94~100%)が認められ、投与後50時間でも50%を上回っていた。占有率の低下は単回投与と反復投与で同程度であり、ナルメフェンの血漿中濃度の低下より緩徐であった。主な有害事象は、下肢静止不能症候群、疲労、浮動性めまい、中期不眠症であり、重篤な副作用は認められなかった。バイタルサイン及び心電図に臨床的に重要な変化は認められなかった。対  象:健康な外国人男性123例方  法:ナルメフェン20mgを1日1回7日間反復経口投与、又は40mgを1日1回2日間投与に続いて80mg結  果:臨床的に問題となるQTcの延長は認められなかった。また、用量依存性の変化も認められなかった。主な副作用は、浮動性めまい、悪心、頭痛、不眠症、傾眠、嗜眠、嘔吐であり、重篤な副作用は認められなかった。臨床検査値及びバイタルサイン、心電図に臨床的に重要な変化は認められなかった。注意:1)本剤の承認されている効能又は効果は「アルコール依存症患者における飲酒量の低減」です。2)本剤の承認されている用法及び用量は「通常、成人にはナルメフェン塩酸塩として1回10mgを飲酒の1〜2時間前に経口投与する。ただし、1日1回までとする。なお、症状により適宜増量することができるが、1日量は20mgを超えないこと。」です。受容体占有率を検討した。を1日1回5日間反復経口投与した時のQTc間隔に及ぼす影響を検討した。252.臨床薬理試験

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