尿浸透圧800700600500400300200100起床時0(mOsm/kg)Mean±S.D.ベースライン30+15 mg(n=45) (1週目)45+15 mg(n=45) (2週目)60+30 mg(n=43) (3週目)45+15 mg(n=14) 90+30 mg(n=27)就寝前夕投与前(4週目)尿浸透圧は通常、バソプレシンが腎臓の遠位集合管で作用している時にのみ血漿浸透圧(約290 mOsm/kg)を上回ります。したがってトラフ時におけるスポット尿の浸透圧が300 mOsm/kg未満であれば、常にV2-受容体が効果的に阻害されていると推測することができます。方法: 漸増/漸減期においてはサムスカ30+15 mg1日2回(起床時及びその約8時間後)から開始後、結果: 夕投与前及び就寝前の尿浸透圧は、用量増加に伴って低下しました。【尿浸透圧とV2-受容体拮抗作用の関係】注意:本剤の承認されている用法及び用量は以下のとおりです。•常染色体優性多発性のう胞腎の進行抑制 「通常、成人にはトルバプタンとして1日60 mgを2回(朝45 mg、夕方15 mg)に分けて経口投与を開始する。1日60 mgの用量で1週間以上投与し、忍容性がある場合には、1日90 mg(朝60 mg、夕方30 mg)、1日120 mg(朝90 mg、夕方30 mg)と1週間以上の間隔を空けて段階的に増量する。なお、忍容性に応じて適宜増減するが、最高用量は1日120 mgまでとする。」1週間以上の投与における忍容性に応じて用量を15+15 mg、30+15 mg、45+15 mg、60+30 mg、90+30 mgに漸増/漸減し、1日2回2箇月間投与し、尿浸透圧を測定しました。3)腎機能障害患者における尿浸透圧への影響(海外データ)46)対象: 常染色体優性多発性のう胞腎患者46例78
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