サムスカ | 総合製品情報概要
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25)Shoaf, SE. et al.: Kidney Int. 2014 ; 85(4) : 953-961.増量する。その後、望ましい血清ナトリウム濃度に達するまで、1日1回60 mgまで段階的に増量できる。なお、患者の状態により適宜増減するが、最高用量は1日60 mgまでとする。」投与を開始する。1日60 mgの用量で1週間以上投与し、忍容性がある場合には、1日90 mg(朝60 mg、夕方30 mg)、1日120 mg(朝90 mg、夕方30 mg)と1週間以上の間隔を空けて段階的に増量する。なお、忍容性に応じて適宜増減するが、最高用量は1日120 mgまでとする。」ある。効果が期待できない。本剤の血漿中濃度が上昇する。腎機能が低下している患者では利尿に伴う腎血流量の減少により腎機能が更に悪化するおそれがある。ウム血症及び脱水のおそれがある。肝性脳症を現有するかその既往のある患者では、意識レベルが低下した場合、適切な水分補給に支障を来すおそれがある。を除く)又はその既往歴のある患者には投与しないこと。肝障害を増悪させるおそれがある。腎機能の程度の異なる被験者(Ccr<30 mL/min、Ccr=30〜60 mL/min及びCcr>60 mL/min)にトルバプタン60 mgを投与したときのAUCは、それぞれ7,360 ng・h/mL、6,980 ng・h/mL及び3,890 ng・h/mLでした。また、血漿中遊離型分率は、それぞれ1.2%、0.6%及び1.0%でした。血漿中遊離型分率を用いて算出した血漿中遊離型濃度のAUCは、Ccr<30 mL/min、Ccr=30〜60 mL/min及びCcr>60 mL/minでそれぞれ71.8 ng・h/mL、36.4 ng・h/mL及び37.5 ng・h/mLでした。注意: 1) 本剤の承認されている用法及び用量は以下のとおりです。•心不全における体液貯留 「通常、成人にはトルバプタンとして15 mgを1日1回経口投与する。」•肝硬変における体液貯留 「通常、成人にはトルバプタンとして7.5 mgを1日1回経口投与する。」•SIADHにおける低ナトリウム血症 「通常、成人にはトルバプタンとして1日1回7.5 mgを経口投与する。必要に応じて15 mgに•常染色体優性多発性のう胞腎の進行抑制 「通常、成人にはトルバプタンとして1日60 mgを2回(朝45 mg、夕方15 mg)に分けて経口2) 心不全及び肝硬変における体液貯留、SIADHにおける低ナトリウム血症の場合 重篤な腎障害のある患者では利尿に伴う腎血流量の減少により腎機能が更に悪化するおそれが3) 常染色体優性多発性のう胞腎の場合 重篤な腎機能障害(eGFR 15 mL/min/1.73 m2未満)のある患者には投与しないこと。本剤の 重度の腎機能障害(クレアチニンクリアランス30 mL/min未満)のある患者では減量すること。4) 心不全及び肝硬変における体液貯留、SIADHにおける低ナトリウム血症の場合 適切な水分補給が困難な肝性脳症の患者には投与しないこと。循環血漿量の減少により高ナトリ5) 常染色体優性多発性のう胞腎の場合 慢性肝炎、薬剤性肝機能障害等の肝機能障害(常染色体優性多発性のう胞腎に合併する肝のう胞(5)腎障害患者(外国人データ)25)62

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