ドラッグインフォメーション9薬剤名等HMG-CoA還元酵素阻害剤シンバスタチン等[16.7.5参照]ジゴキシン[16.7.4参照]カリウム製剤カリウム保持性利尿剤スピロノラクトン、トリアムテレン等抗アルドステロン薬エプレレノン等アンジオテンシン変換酵素阻害薬エナラプリルマレイン酸塩等アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬ロサルタンカリウム等レニン阻害薬アリスキレンフマル酸塩等非ステロイド性消炎鎮痛剤ジクロフェナクナプロキセンスリンダクインドメタシン等ジゴキシンβ-遮断剤ヘパリン[8.5参照]腎毒性のある薬剤アムホテリシン B 、アミノ糖系 抗生物質、スルファメトキサゾール・トリメトプリム、非ステロイド性抗炎症剤等不活化ワクチンインフルエンザワクチン等PUVA療法を含む紫外線療法[15.1.1参照]免疫抑制作用を有する薬剤免疫抑制剤副腎皮質ホルモン剤等抗リウマチ薬(DMARD)メトトレキサート等[15.1.1参照]QT延長を起こすことが知られている薬剤ヒドロキシクロロキンアジスロマイシンシプロフロキサシン等[9.1.1参照]本剤によりHMG-CoA 還元酵素阻害剤の血中濃度が上昇し、副作用の発現頻度が増加するおそれがある。本剤によりジゴキシンの作用が増強されるおそれがあるので、ジゴキシンを減量するなど慎重に投与すること。高カリウム血症があらわれるおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。腎障害が発現することがある。不活化ワクチンの作用を減弱させることがある。PUVA 療法を含む紫外線療法との併用は皮膚癌発現のリスクを高める危険性があるため、やむを得ず併用する場合は定期的に皮膚癌又は前癌病変の有無を観察すること。過度の免疫抑制が起こることがある。 ともに免疫抑制作用を有する。QT延長を起こすおそれがある。臨床症状・措置方法機序・危険因子本剤はOATP1B1/3を阻害しHMG- CoA還元酵素阻害剤の血中濃度を上昇させるおそれがある。本剤はP糖蛋白を阻害し、ジゴキシンの血漿中濃度を上昇させる。高カリウム血症の副作用が相互に増強される。腎毒性が相互に増強される。免疫抑制作用によりワクチンに対する免疫が得られないおそれがある。PUVA 療法により皮膚癌が発生したとの報告があり、本剤併用による免疫抑制下では皮膚癌の発現を促進する可能性がある。これらの薬剤では単独投与でもQT延長がみられている。
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