薬効薬理IC50=Half maximal inhibitory concentrationa :[3H]-TdR 取り込み試験b :S/G2M 細胞上のPCNA発現c :CD3+細胞における産生/発現EC50=Half maximal effective concentrationカニクイザルを用いたin vivo試験において、PCNA(増殖細胞核抗原)を指標にしたリンパ球増殖の阻害率はmix-ISA247で80%、シクロスポリンAで65%であった。 【方法】カニクイザル全血を用いたin vitro試験(n=5)において、リンパ球増殖、T細胞のサイトカイン産生及びT細胞活性化表面抗原の発現に関するmix-ISA247 及びシクロスポリンAのEC50を検討した。mix-ISA247及びシクロスポリンAの投与量は、50-10,000ng/mLであった。カニクイザル(雌雄の特定なし)を用いたin vivo試験において、溶媒(n=4)、シクロスポリンA 25mg/kg(n=5)、mix-ISA247 25mg/kg(n=6)又は mix-ISA247 50mg/kg(n=6)を1日2回、7日間経口投与した。44)社内資料:In vitroヒトリンパ球増殖アッセイヒトリンパ球を用いたリンパ球増殖アッセイにおいて、ボクロスポリンの力価IC50(平均値±SD)は17.5±9.6ng/mLであった。5つの代謝物の力価はIC50に基づいたとき、ボクロスポリンの1%未満(IM1-Diol-1)から12.9%(IM9)であった。【方法】ヒトリンパ球を用いたリンパ球増殖アッセイ(n=3~9)を用い、ボクロスポリン及びその5つの代謝物[IM9、IM4、IM4n、IM1c(R)、IM1-Diol-1]の免疫抑制力価を検討した(最終濃度:0~1,000ng/mL)。細胞培養系において、抗体を介してT細胞受容体を刺激してヒトリンパ球を3日間活性化することで、カルシニューリン依存性のリンパ球増殖を誘導した。41)社内資料:T細胞機能に対する影響サル全血を用いたin vitro試験における、リンパ球増殖、T細胞のサイトカイン産生及びT細胞活性化表面抗原の発現に関するEC50は下記の通りであった。mix-ISA247203±59241±73135±30177±59139±27170±57138±38 267±106191±99248±85EC50(ng/mL)シクロスポリンA 766±258495±49 537±107 681±199 542±118 569±228 432±133584±86422±68 638±2023HTdRaPCNAbIL-2cIFN-γcTNF-αcCD71cCD25cCD11acCD95cCD154c49 (2)リンパ球増殖抑制作用(in vitro) (3)T細胞機能に対する影響(in vitro及びカニクイザル)
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