ルプキネス|総合製品情報概要
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薬効薬理49 (2)リンパ球増殖抑制作用( in vitro) (3)T細胞機能に対する影響( in vitro 及びカニクイザル)44)社内資料:In vitroヒトリンパ球増殖アッセイ41)社内資料:T細胞機能に対する影響【 方法 】ヒトリンパ球を用いたリンパ球増殖アッセイ(n=3~9)を用い、ボクロスポリン及びその5つの代謝物[IM9、IM4、IM4n 、IM1c(R)、IM1-Diol-1]の免疫抑制力価を検討した(最終濃度:0~1,000ng/mL)。細胞培養系において、抗体を介してT細胞受容体を刺激してヒトリンパ球を3日間活性化することで、カルシニューリン依存性のリンパ球増殖を誘導した。IC50=Half maximal inhibitory concentrationa :[3H]-TdR 取り込み試験b :S/G2M 細胞上のPCNA発現c :CD3+細胞における産生/発現【 方法 】カニクイザル全血を用いたin vitro試験(n=5)において、リンパ球増殖、T細胞のサイトカイン産生及び T細胞活性化表面抗原の発現に関するmix-ISA247 及びシクロスポリンAのEC50を検討した。mix-ISA247及びシクロスポリンAの投与量は、50-10,000ng/mLであった。カニクイザル(雌雄の特定なし)を用いた in vivo 試験において、溶媒(n=4)、シクロスポリンA 25mg/kg(n=5)、mix-ISA247 25mg/kg(n=6)又は mix-ISA247 50mg/kg(n=6)を1日2回、7日間経口投与した。EC50=Half maximal effective concentrationヒトリンパ球を用いたリンパ球増殖アッセイにおいて、ボクロスポリンの力価IC50(平均値±SD)は17.5±9.6ng/mLであった。5つの代謝物の力価はIC50に基づいたとき、ボクロスポリンの1%未満(IM1-Diol-1)から12.9%(IM9)であった。サル全血を用いた in vitro試験における、リンパ球増殖、T細胞のサイトカイン産生及び T細胞活性化表面抗原の発現に関するEC50は下記の通りであった。カニクイザルを用いたin vivo試験において、PCNA(増殖細胞核抗原)を指標にしたリンパ球増殖の阻害率はmix-ISA247で80% 、シクロスポリンAで65%であった。 mix-ISA247203±59241±73135±30177±59139±27170±57138±38 267±106191±99248±85EC50(ng/mL)シクロスポリンA 766±258495±49 537±107 681±199 542±118 569±228 432±133584±86422±68 638±2023HTdRaPCNAbIL-2 cIFN-γcTNF-α cCD71cCD25 cCD11a cCD95 cCD154 c

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