ルプキネス | 総合製品情報概要
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血漿中ジゴキシン濃度0048【対象/方法】ボクロスポリンの代謝及びPKに関するin vitro及びin vivoにおける情報に基づいてPBPK※モデルを構築した。このモデルを用いて、健康被験者にボクロスポリン0.4mg/kgを1日2回反復経口投与した時の、フルコナゾール400mg1日1回10日間併用経口投与との薬物相互作用を予測した。※PBPK(Physiologically-based pharmacokinetics):生理学的薬物速度論【対象/方法】健康成人非喫煙者24例(男性15例、女性9例)にジゴキシン単独投与として、Day1にジゴキシンを0.5mgで単回経口投与し、その後0.25mgを1日1回で6日間反復経口投与(Day2~7)した。また、ジゴキシンとボクロスポリン併用投与としてジゴキシン0.25mgを1日1回とボクロスポリン0.4mg/kgを1日2回を併用して11日間反復経口投与し(Day8~18)、Day18の夕方に最終投与を行った。ボクロスポリンの朝の投与はジゴキシンの投与と同時に行った。ジゴキシン及びボクロスポリンの朝の投与は、一晩絶食後に行った。ボクロスポリンの夕方の投与は、2時間以上の絶食後に行った。平均値±SDジゴキシン単独(Day7)ジゴキシン+ボクロスポリン(Day18)30)社内資料:生理学的薬物速度論解析生理学的薬物速度論モデルによるシミュレーションにおいて、ボクロスポリン単独投与に対する、フルコナゾールとボクロスポリン(0.4mg/kgを1日2回)併用投与におけるボクロスポリンのCmax及びAUC0-12の幾何平均比はそれぞれ2.12倍及び3.05倍と推測された。31)社内資料:ジゴキシンとの相互作用試験ジゴキシン単独投与に対する、ジゴキシンとボクロスポリン併用経口投与におけるジゴキシンのCmax及びAUC0-24の幾何最小二乗平均比はそれぞれ1.51倍及び1.25倍であった。ジゴキシン単独投与時及び、ジゴキシンとボクロスポリン併用経口投与時における血漿中ジゴキシン濃度の推移を下記に示す。投与後経過時間(pg/mL)35003000250020001500100050012162024(時間)44 (4)フルコナゾール(モデルによるシミュレーション) (5)ジゴキシン(健康成人、外国人データ)

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